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Beyond Borders Original Soundtrack

by one nyan symphony

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1.
Intro 03:50
2.
9 Beats 03:14
3.
4.
5.
6.
trrrr 03:56
7.
Hi Strings 03:37
8.
e^ p^ 02:23
9.

about

『異世界っぽい音色』&『現実であまり耳にしない旋律』で9曲作り、架空のアクションゲームのサウンドトラックという形で発表します。

人間は二本の足で歩き、一分間に80回脈を刻む。
十本の指で鍵盤を叩き、二本の腕、または二本の足で太鼓を叩き、無限の音程で歌を歌い、12音や5音といった音程で楽器を作り、楽譜に残し、他者へ伝える。
音楽は人間に合わせて発展した。
私は考えた。「もし人間以外の生命が音楽文化を築いていたら、例えば『人間並みに賢い鰐』が音楽を作っていたら」
鰐が演奏し、鰐が集まり、四本の足でジタバタビートを刻み、踊り、歌う。そこに人間の自分が一人、『鰐達にとって楽しい曲』を楽しめず取り残される。

想像したらワクワクしてきた。

もっと想像してみよう、尻尾の生えたリザードマンや、小柄だが屈強なドワーフ、実体を持たない妖精、など、我々の世界には存在しない生物達による音楽文化。
尻尾と二本の足によるリズム、怪力に耐えられるパーカッション、彼らが作った人間には演奏できない楽器。その楽器に合わせて発展してきた音楽。 (私はビデオゲームが好きです)

それを異世界の人間達が、人間向けに『翻訳』していたら。

現実の人間達は各々独自の文明を築き、独自の音楽文化を作ってきた。そして文明ごとに異なる、独自の音楽文明を交流させ、また新しい音楽を作ってきた。
ドワーフやリザードマンが存在する異世界ではどんな音楽が作られているのだろうか?

と、地球人の私が一人で考えても異世界からの使者は現れないし、地球の音楽も知り尽くしたわけでもない。
そもそも『リザードマンのための音楽』を我々が聴いても多分面白くないかもしれない。

長々と書きましたが、つまり一言で説明すると『異世界っぽい音色』&『現実であまり耳にしない旋律』で9曲作り、架空のアクションゲームのサウンドトラックという形で発表します。

そして、ギターやタブラなどの楽器達と、それを作った皆さんへ、『異世界っぽい』と言われて失礼でしたらごめんなさい。

色んな国へ、侵略戦争やめろ。
地球のみんなと神へ、気候変動止めてくれ。
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ライナーノーツ

「異世界」を題材にしたコンテンツが流行を始めてかなりの年月が経った。多くの人の中で「異世界」という言葉が持つ世界観がある程度共有されるようになり、その世界をテーマにした音楽作品も、人間界の古今東西に存在する民族音楽を基調にしたものとして、ある程度イメージが共有されている。2024年4月にリリースされたOne Nyan Symphonyの「Beyond Borders Original Soundtrack」も異世界をテーマにする以上、人々の中で共有されたイメージとどう決別するかという課題と向き合いながら制作されているが、今作は珍しい方法で異世界にアプローチをし、課題の解決を図っている。我々が人間である以上、どうしてもその体の作りに沿った楽器の構造と、そこから出力される音階や音色から離れたものを想像することは難しい。また、それが再現できたとして、リスナー側が耳馴染みのないサウンドはコンセプトのみが先走ってしまい、多くの人が心地よいと感じる音楽体験にはなり得ないだろう。そこで今作では、「異世界の住人が人間に向けて翻訳した音楽」というコンセプトを用いることで「異世界の音楽」という難しいテーマや、生じる矛盾を解決しようと挑戦している。そして、架空のゲームミュージックというテーマを同時に与えることでより、一つ一つの楽曲が脳内で映像と共に想像できる余地を作っている。

Track 2「9 Beats」で繰り広げられる変拍子や、Track 7「Hi Strings」で情熱的に鳴る複数の弦楽器。人間と違う体の作りをしている種族が一体どのような音階やリズムを用いるのか。彼らと人間で共通している音楽の気持ちいい部分はどこか。考え始めたらキリがないくらいに、いろいろ考えを巡らせることができるテーマであり、One Nyan Symphonyなりにその答えを探し当てたというべき意欲作だ。作曲者本人によるドット絵のアートワークも、作品の世界観を説得力を持って表現している。

One Nyan Symphonyは作品ごとに異なるテーマを用い、コンセプトアルバムを発表している。非常にクリエイターを悩ませる難しいテーマが多いが、その難しいテーマを毎回見事にクリアしている。早くも次回作でどのようなアプローチをしてくるのか、期待が止まらない。

吉塚千代

credits

released April 4, 2024

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